投稿者: atelier tarch
大きな梁の家
基礎、土台、柱、梁、壁、筋違い、火打、母屋、垂木、屋根・・・
中でも梁は空間をつくり出すために大きな役目を果たしている。
そして力強さの象徴でもある。
家族を力強く守り育てる空間に大きな梁を掛けそれをこの家の象徴とし家族の絆を感じ取って貰えればと願う。
そして子供たちが成長し社会に貢献するための礎に成ってほしい。
その様な思いを込めてこの住宅を設計した。
所 在 地:青森県青森市 施 工:(有)マルヨシホーム 敷地面積:198.36m2 述床面積:173.91m2 構造規模:木造/2階建て 竣 工:2010年11月 用途地域:第一種低層住居専用地域 防火地域:指定無し その他の地域:建築基準法22条地域 外壁断熱防火工法(ドイツアルセコ社)
青森県立つくしヶ丘病院(改築)
*プロポーザル最優秀賞、設計担当
「入院中心の治療体制から地域におけるケアへ」精神科医療の基本は社会性の障害から 患者を立ち直らせ社会に戻ってもらう事にあり、発生初期に集中的な治療を施すことが 重要である。
その様な急性期医療に沿った計画とし、初期症状の進行をいち早く食い止め、患者の回復期・社会復帰への順調な移行を促進する病院生活では、中庭に面して病室を配置し、外部との関係を重視し、精神の安定を図った。
また病室の個室率を高め思春期への対応をしている。
所 在 地:青森県青森市 施 工:(株)鹿内組ほか 敷地面積:50,470.00m2 述床面積:8,728.80m2 構造規模:RC造/3階建て 竣 工:2009年3月
小田切さとる法律事務所
敷地は弘前市の官庁に位置するが、この敷地が接する通りは威圧感の少ない雰囲気で住宅の数も多い。
一般に法律(弁護士)事務所の敷居のイメージは敷居が高い。今回の狙いはその敷居の高さを解消するため、建物をセットバックさせることで、通りとの関係において高さとボリウムを低く、しかも小さな単位でまとめることだった。
外壁の素材は人(職人)の手を感じる左官と木板仕上げで構成した。内部は壁と天井を左官系の材料(ゼオライト漆喰)で一筆書きのイメージで構成し柔らかな空間を目指した。
所 在 地:青森県弘前市 施 工:(有)長谷川工務店 敷地面積:440.08m2 述床面積:256.67m2 構造規模:木造/2階建て 竣 工:2010年1月
竹与商店(改修)
川のほとりで
広瀬川を眺めながら生活する。
この敷地はそのためにある様な敷地だ。足元を川が流れその向うには青葉城跡地の青葉山が構えている。
季節によって多様な表情を見せる自然を堪能しながら川とともに暮らす喜びがここにはある。
自然の美しさ、そして自然の厳しさを、この都会の中で体感しながら暮らせる意義は大きい。
所 在 地:宮城県仙台市 施 工:(株)熱海工務店 敷地面積:333.72m2 述床面積:253.24m2 構造規模:木造/2階建て 竣 工:2009年11月
藤崎K邸
1階に親世帯2階に子世帯が住む二世帯住宅である。伊吉の東隣りに桜の木が数本あり、その向うには国道7号線と八甲田山系を望める。
その風景を借景に、中庭を中心にコの字型に配置した平面プランで、お互いの世帯が中庭を通して気配を感じながら暮らせる。
所 在 地:青森県南津軽郡藤崎町 施 工:(有)長谷川工務店 敷地面積:606.50m2 述床面積:255.04m2 構造規模:木造/2階建て 竣 工:2009年10月
樹木の家
女鹿沢N+N邸
*2009年第4回JIA東北住宅大賞奨励賞
二世帯住宅を左右に配置、中心に共有部分の玄関とその上に渡り廊下兼ユーティリティースペースを挟む。
兼業農家でもあり大人4人がそれぞれに仕事を持ち、家族全員が農業も営む。
将来それぞれが順番に住み替える様な仕組みでプランが構成されている。
所在地:青森県青森市浪岡 施工:(有)マルヨシホーム 敷地面積:596.13m2 述床面積:244.00m2 構造規模:木造/2階建て 竣工:2008年10月