—訳あり物件
そんなカテゴリーで売りに出ていた敷地。
面積が32坪ほど、道路の突き当たりで車を回転させる事もままならない。
その上道路より80cm程高く位置している。
Clientは、この条件を土地の個性と捉え積極的な暮らし方を想像し、設計を依頼して来ました。
さすがに設計してみると建ぺい率はもとより、北側道路斜線の厳しさにくじけそうになりながらここに至ることが出来ました。
着工直前の大震災で一時間の空いたこともあったり、建設資材が無くなったり・・・
想い出深い仕事になりました。
空間構成は縦長のワンルーム型。
狭い床面積を広く感じながら、家族が一つ屋根の下で暮らす大切さをプライオリティーの最上級に位置させて創った住宅です。
用途地域:第一種中高層住居専用地域 木造2階建て 敷地面積:103.93m2(31.38坪) 1階床面積:62.24m2(18.79坪) 2階床面積:62.24m2(18.79坪) 延べ床面積:124.48m2(37.58坪)